イモラ国際ピアノアカデミー


ボローニャ郊外のイモラ市内にある14世紀に創られたロッカ城は、ミラノの名門貴族スフォルツァ家の城塞であり、レオナルド・ダ・ヴィンチが設計に携わったとされてます。そのような歴史的建築物の内部にある音楽院の正式名称は 「Accademia Pianistica Internazionale "Incontri col Maestro"」、イモラ国際ピアノアカデミー『巨匠との出会い』。学校名から分かる様に、正に世界中で活躍する偉大な巨匠達がこの音楽院を訪れ、彼等から自由にレッスンを受講出来ることがこの学校の特徴でもあり、魅力でもあります。

神様の贈り物『巨匠との出会い』

アシュケナージ、ポリーニ、コチシュ、シフ、アバド、デームス、スコダなど、コンサート会場やテレビでしか観ることの出来ない彼等からレッスンを受講し聴講できる、これはピアノに関わっている者にとって、まるで神様からの贈り物の様なものです。2013年度には世界を駆け巡る巨匠、ヴラディミール・アシュケナージが学長として就任しました。
 
 

プロのピアニストを育てる世界の名門校

芸術家として、また人間的にも成長させてくれるこの環境からは、60を超える主要な国際コンクール(ショパン国際、チャイコフスキー国際、エリザベート王妃国際、浜松国際、他)の受賞者を輩出し、ほぼ100%の卒業生がプロのピアニストとして育っています。
 
 

プロフェッショナルな活動をバックアップ

さらに同音楽院は学校という枠に留まらず、多くの音楽祭や重要なコンサートホールのシーズンコンサートと提携することで、在学生のためのマネージメント的役割も果たし、在学中からのプロフェッショナルな活動をバックアップしていることも、大きな特徴です。
 
 

イモラ国際ピアノアカデミー『特別コース』

イモラ・サマーフェスティバルを通し、フェスティバル外でイモラでレッスンを受ける機会を得たいという声をこれまで多く頂きました。そこでプロジェクト・ジャパンより学校に提案し、2015年より日本人のための「特別コース」が設置されました。
 
特別コースでは年間34時間のレッスンを受講することができ、レッスンはステファノ・フィウッツィ(22時間)と横山緑(12時間)で担当します。場合により、担当教授より他の教授陣のレッスンを提案し、一部の時間を受講することも可能です。

在学者には、コンサートの推薦やコンクールの推薦を状況に応じさせていただきます。また国外で経験を積むこと、教授陣のレッスンを通して幅広いレパートリーを習得し、クラシック音楽本拠地イタリアで更に深く研鑽を積んで頂くことが目的です。レッスンは年間を通し、渡伊できる時期にまとめてレッスンを受けることができるシステムですので、義務教育を受けていらっしゃる方も在籍することができます。

入学試験は、17歳以下の方を対象に、サマー・フェスティバルを通して推薦、又は8月に東京にて行います。東京で行う入学試験では、バロック音楽、練習曲、自由曲の組み合わせで、15分程度となります。又、在籍された方は、一年に一度の進級試験が実施されます。試験の結果によっては、コンサート出演の推薦を得ることもできます。ただし、試験で準備不足の場合、また学校の規則等に従わない場合は退学となる場合がございます。

【年間費用】
年間の学費:2,000ユーロ(34時間のレッスン+進級試験)
仲介手数料:30,000円(プロジェクトが学校との仲介をお手伝いします)
通訳:1時間のレッスン毎に30ユーロ
(レッスンは英語での受講も可能ですので、ほとんどの方が通訳を介しません)